薬師寺には様々なご縁で結ばれた人たちが集り、寺内外で自主的にご奉仕を頂いています。特にお写経を通してご縁が深まった人たちが多く居てくださり、お写経という表舞台だけでなく、御奉仕という裏舞台でお寺を支えて下さっています。
金銭的なものもなく、強制もなく自由な雰囲気の中で自由な時間に、自分たちができ得る事を少しずつ誰が呼び掛けるともなく集まり、去っていくという環境を不思議がる人も多いのですが、薬師寺が写経勧進を通じて貫いてきた姿勢は、強制ではなく、自らの心の浄らかさの発露です。精神的な安心を欲した人達の集まりであり、自分に対する利益(りえき)の追及ではなく、他人のご利益(ごりやく)のお手伝いを主にしているのです。「来るもの拒まず、去るものを追わず」という基本的な姿勢は今も変わりません。
また、薬師寺での各種ご奉仕団体以外にも薬師寺とご縁を深めて下さっている方々の団体も数多くありお寺での行事の際などには、積極的にお手伝い頂くなど色々な面からお寺を支えていただいております。
このページではそうした人々をご紹介させていただきたいと思います。 |