お写経勧進による白鳳伽藍復興が緒につこうとしていた頃、毎月八日と第三日曜日が薬師寺の縁日となり、お写経をされる方々へお寺からうどんの接待をされる事になりました。お写経を通じて同じ志を持つ何人かが集まり、寺内塔頭の狭い台所での活動が始まりました。奈良を中心にして関西一円から40人近く集まるまでになり、その活動は夏期講座、佛法講座と広がりをみせたが、あくまでもそれは落慶や花会式などの華やかな式典にすら参列できない裏方の仕事でした。寺の中でのこうした小さな善意の積み重ねがまた参拝者の方々に新たな宗教的喜びを与え、ご縁日に集う人々に法悦を与えています。


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