◆ 大講堂落慶慶讃法要・修二会 花会式のご案内
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●造花の由来
およそ九百年の昔(嘉承二年・一一〇七)、時の堀河天皇が皇后のご病気平癒を薬師如来に祈願されたたところ、霊験を得て本復されました。そこで皇后は感謝の心を十種(梅 桃 桜 山吹 椿 牡丹 藤 百合 杜若 菊)の造花にこめて、年ごとの薬師寺修二会に供えられました。これが発祥となり以来花会式と呼ばれ、今日まで絶えることのない雅やかな伝統行事となったのです。
●薬師悔過法要
花会式といえば祭りめきますが、実は「薬師悔過の行法」であって華やかな荘厳をよそに練行衆の僧たちは、七ヶ日夜、俗塵を断って厳しい修行に明け暮れるのです。
薬師悔過とは字義のとおり薬師如来の御前にすべての罪過を悔い改め、身心ともに清浄の境地を得たのち、国家繁栄、万民豊楽、天下泰平、五穀豊穣、仏法興隆などを祈願するのです。
三月三十日から法会が勤められますが、本年は大講堂落慶慶讃法要が行われる為、「六時の行法」の内、初夜(午後七時)、半夜(午後八時半)、晨朝(午前五時)の法要のみが営まれます。この修法の中で、圧巻は夜七時からの初夜の行法です。大導師作法の最中に突然堂内の明かりが消えるや、暗闇の中に鐘、太鼓、法螺の音が一斉に鳴り響き、利剣を双手にかざした咒師が現れて出て神秘的な行法が行われます。四月五日の夜には「鬼追い式」が法会の結願を飾ります。 ※本年は落慶慶讃法要が行われる為、誠に勝手ながら参籠(仮眠・宿泊)の受付は致しておりませんのでご了承ください。



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法相宗 大本山 薬師寺