
旧暦の9月9日は、薬師寺建立の発願者である天武天皇がお崩れになった日であることから、古来からこの日に御国忌(みこき)を行って参りました。
薬師寺では新暦にあわせた10月9日に天武忌として法要を行っております。10月9日の朝から天武・持統陵(天武天皇と持統天皇は同一の陵に葬られております。)の前で薬師寺一山で法要を行い、白鳳伽藍では故・小倉遊亀氏の手による天武天皇、持統天皇、大津皇子の三神像を大講堂、弥勒三尊の宝前に置いて法要を行います。
9日夜には本伽藍では万灯会が行われ、夜の帳に包まれた伽藍は蝋燭の灯りの入った灯篭で埋め尽されて、幻想的な光景を目にする事ができます。
本年度の天武忌についてのお知らせはこちらです。

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