花会式(修二会)の法要

花会式の法要のスタイルは非常に特徴的です。今回はこの法要の様子を写真でご紹介します。花会式の法要は初夜[しょや]・半夜[はんや]・後夜[ごや]・晨朝[じんぢょう]・日中[にっちゅう]・日没[にちもつ]の合計6回の法要があり、十人の練行衆と呼ばれる僧は不眠不休で法要を行います。
実際の法要は、初夜・半夜と、後夜・晨朝と、日中・日没の2回分の法要を朝、昼、夜の3回に分けて行う形になります。
中でも圧巻なのは初夜・半夜の行であると言えます。ここでは初夜・半夜の行のご説明を申し上げます。
法要の写真1
 薬師悔過のお経は朗々とした節回しであるかと思えば、ある部分では非常に大きな声を張り上げ、絶叫とも言って良いほどの声で読経することもあります。非常に変化に富んだお経であると言えます。堂内で参詣する大衆を全くもって圧倒し、南都声明[なんとしょうみょう]の醍醐味を味わいながら花に囲まれた荘厳な世界を現出してくれます。
法要の写真2
 また、堂内には法螺貝、鐘、太鼓などが鳴り響くなか、呪師[しゅし]が内陣を真剣を持って堂内を疾走します。つまり呪師は真剣で天地の邪悪なものを切り裂き内陣の結界を作り清めるという作法です。夜間の行では、堂内の灯りが落ちて灯明だけのほの暗い中で、呪師作法が行われますので、非常に幻想的な雰囲気を感じることでしょう。
これらの作法が3月30日から4月5日までの7日間毎日ずっと続けられ、私達の過ちを懺悔すると共に、世界平和、国家の繁栄と五穀豊穣などを祈り続けます。
法要の写真3
 最終日の4月5日の最後の初夜の行の前には、神供が行われます。これは呪師が神々を勧請してお供えをおこない、練行衆が読経の後持っている松明を放り上げます。そして初夜の行の後には、金堂の前では『鬼追式』が行われます。この鬼追式ですが、薬師如来のお力を受けた毘沙門天が暴れまわる5匹の鬼を鎮めるという行事です。
 節分(毎年2月3日)には豆を撒いて鬼を追う行事が現在の各家庭で行われていますが、この鬼追式が今の節分の行事の一つに因んだものになっています。この鬼の暴れぶりは花会式の行事を大いに盛り上げてくれます。

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