

太宗皇帝が法師を出迎えている場面。
三蔵法師(さんぞうほうし)
仏法と高僧の教えを求めて、当時鎖国政策により出入国が禁じられていた中、度重なる出国嘆願に許可が下りず国禁を破って天竺(インド)へと旅立った中国随・唐時代の名僧。(三蔵法師役のみ毎年配役が変わります。)三蔵法師の生涯

治道(じどう)
伎楽では行道の先導。帰国する法師の道案内役。
太弧父(たいこふ)・太弧児(たいこじ)
哀れな姿で登場するが実は観自在菩薩の化身であり、法師の苦難を救う。戒賢論師役も兼ねる。太弧児はその従者。
獅子(しし)・獅子児(ししこ)
砂漠に棲む猛獣。法師を食い殺そうとする。獅子児は獅子の付き添い。
婆羅門(ばらもん)
インドのバラモン僧。法師を自国へ招くため崑崙と争う。
酔胡王(すいこおう)
西域に住む王。法師を酒宴に誘い込む。
酔胡従(すいこじゅう)
酔胡王の従者。酔胡王と供に法師を酒宴に誘い込む。
崑崙(こんろん)
法師に数々の苦難を与える。実は仏の命によるもの。
呉公(ごこう)・呉女(ごじょ)
幻の高晶国の王と妃。飢えと渇きに倒れた法師を救う。
呉女従(ごじょじゅう)
呉公・呉女に仕える伎女。法師を色香で誘惑する。
金剛(こんごう)・力士(りきし)
仁王。菩薩の命を受け、崑崙と婆羅門との争奪による苦難から法師を救う。
迦楼羅(かるら)
仏・菩薩に仕える霊鳥。法師の苦難を救う。
皇帝(こうてい)
唐の第二代太宗[たいそう]皇帝(李世民)。法師に請来した経典の翻訳を命ずる。
